(公社)東京都不動産鑑定士協会は27日、東京弁護士会との友好協定を締結。同日、調印式を執り行なった。
今回の協定は、両会の会員業務に関する知識向上と連携関係の発展、会員間友誼関係の発展を目的としたもの。今後、研修会の相互開催や、業務等に関する相互の情報提供などを進める。また、両会の会員が参加した共同研究についても進める計画。具体的な内容は今後詰めていく予定だが、まずマンションの管理や耐震改修などといったマンションが抱える諸問題の解決に向けて研究を進めていく。
東京鑑定士協会会長の佐藤 麗司朗氏は、「東京弁護士会とは、相談会などで連携する機会はあったが、ようやく友好協定の締結に至ることができた。今や、新耐震物件も老朽化する時代。今後、両会がタッグを組み、耐震改修や建て替えに向けた合意形成など、マンションの老朽化問題の解決に向けて取り組んでいきたい」などと語った。