不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/11/12

純利益は過去最高/住友不21年3月期2Q

 住友不動産(株)は12日、2021年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~9月30日)は、売上高5,151億2,200万円(前年同期比11.1%減)、営業利益1,328億4,700万円(同3.4%減)、経常利益1,295億4,100万円(同1.7%減)、当期純利益971億3,100万円(同4.2%増)。当期純利益は、6期連続で過去最高を更新した。

 不動産賃貸事業は、オフィスビル事業は既存ビルの賃料上昇、前期に竣工した「住友不動産秋葉原駅前ビル」、「住友不動産新宿セントラルパークタワー」などの通期稼働が業績に寄与して増収増益。既存ビル空室率も、1.8%(前期末1.4%)と低水準を維持した。一方で、ホテル、イベントホール等の施設営業分野では新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた。セグメント売上高1,969億1,400万円(前年同期比1.6%増)、営業利益814億6,700万円(同2.6%減)となった。

 不動産販売事業は、第2四半期のマンション契約戸数は1,006戸、上期合計は1,308戸、前年同期比1,100戸減少。第2四半期は新型コロナウイルス感染拡大前の販売ペースに戻り、通期計上予定戸数に対する契約戸数は約90%となった。売上計上戸数は3,258戸(同917戸減)。セグメント売上高2,132億6,500万円(同16.3%減)、営業利益528億2,500万円(同15.9%減)。

 当期までの業績と今後の見通しを勘案し、通期業績予想を全ての項目で上方修正。売上高9,000億円(前回予測比200億円増)、営業利益2,130億円(同90億円増)、経常利益2,000億円(同100億円増)、当期純利益1,400億円(同100億円増)を見込む。

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