不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/12/24

アスベスト飛散防止対策、93.4%が対応

 国土交通省は24日、建築物防災週間(2020年3月1~7日)に実施した民間建築物における吹き付けアスベスト等飛散防止対策に関する調査結果を公表した。

 調査対象は、1956~89年に施工された民間の建築物のうち大規模(おおむね1,000平方メートル以上)の建築物。吹き付けアスベストおよびアスベスト含有吹き付けロックウールについて、地方公共団体から建築物所有者等に報告を求めた。

 調査対象建築物は全国に26万3,399件(前年比1,839件増)。調査報告があったのは24万8,270件(同4,059件増)で、このうちアスベスト等の吹き付けがされているという報告があったのは1万5,016件(同14件増)。指導によって対応済みの物件は1万2,044件(同135件増)、対応予定の物件は593件(同51件増)となった。

 結果、露出してアスベスト等が吹き付けられていない物件は24万5,891件(同4,231件増)、対応率は93.4%(同1.0ポイント上昇)となった。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

アスベスト

石綿(せきめん・いしわた)のこと。繊維質であるため紡績することができる。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。