(公財)東日本不動産流通機構は14日、2021年4月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は、3,428件(前年同月比110.4%増)と、前年同月がコロナ禍で大きく減少した反動により倍増した。都県別では、東京都1,757件(同116.4%増)、埼玉県418件(同87.4%増)、千葉県410件(同101.0%増)、神奈川県843件(同116.2%増)とすべての地域で大幅増となっている。
1平方メートル当たりの成約単価は59万1,000円(同16.1%上昇)、平均成約価格は3,826万円(同19.5%上昇)といずれも2ケタ上昇。成約単価は12ヵ月連続、成約価格は11ヵ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数は1万3,539件(同6.3%減)、在庫件数は3万4,184件(同26.1%減)と大幅に減少した。
既存戸建ての成約件数は1,347件(同98.1%増)と、10ヵ月連続で前年同月を上回り、4月としては同機構発足以来の過去最高に。平均成約価格は3,406万円(同24.8%上昇)と、6ヵ月連続で前年同月を上回った。