(一社)日本ホームステージング協会は1日、不動産営業担当者を対象とした、ホームステージングの有効性に関するアンケート調査の結果を公表した。
5月13~20日に、中古(既存)不動産を取り扱う営業担当者かつホームステージングについて認知している人を対象に実施。有効回答数は109人(回答者のうちホームステージング資格保持者は1.0%)。
調査では、既存不動産の営業活動を行なう上で、93.6%が「ホームステージングが既存物件のバリューアップに有効」だと回答。その理由として、「物件の第一印象が良くなる」(68.6%)、「生活イメージを沸かせることができる」(61.8%)、「他の物件と差別化することができるため」(41.2%)などが挙がっている。
有効だと思う人に、ホームステージングが有効だと思うエリアを聞いたところ、「都心部(千代田区/中央区/港区)」(53.9%)、「副都心部(新宿区/渋谷区/文京区/豊島区)」(51.0%)、「西部(北区/板橋区/練馬区/中野区/杉並区/世田谷区/品川区/目黒区/大田区)」(38.2%)の順に。
「ホームステージング資格」を持つことで、営業活動に良い影響を与えると考える人は72.9%。資格保持の利点については、「能力の証明になる」(56.4%)や「ホームステージング自体の重要性が増している」(48.7%)「他の人材との差別化が図れる」(48.7%)などの声が聞かれた。