不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/6/1

9割超が「既存物件バリューアップにホームステージングが有効」

 (一社)日本ホームステージング協会は1日、不動産営業担当者を対象とした、ホームステージングの有効性に関するアンケート調査の結果を公表した。

 5月13~20日に、中古(既存)不動産を取り扱う営業担当者かつホームステージングについて認知している人を対象に実施。有効回答数は109人(回答者のうちホームステージング資格保持者は1.0%)。

 調査では、既存不動産の営業活動を行なう上で、93.6%が「ホームステージングが既存物件のバリューアップに有効」だと回答。その理由として、「物件の第一印象が良くなる」(68.6%)、「生活イメージを沸かせることができる」(61.8%)、「他の物件と差別化することができるため」(41.2%)などが挙がっている。

 有効だと思う人に、ホームステージングが有効だと思うエリアを聞いたところ、「都心部(千代田区/中央区/港区)」(53.9%)、「副都心部(新宿区/渋谷区/文京区/豊島区)」(51.0%)、「西部(北区/板橋区/練馬区/中野区/杉並区/世田谷区/品川区/目黒区/大田区)」(38.2%)の順に。

 「ホームステージング資格」を持つことで、営業活動に良い影響を与えると考える人は72.9%。資格保持の利点については、「能力の証明になる」(56.4%)や「ホームステージング自体の重要性が増している」(48.7%)「他の人材との差別化が図れる」(48.7%)などの声が聞かれた。

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ホームステージング

売却予定の建物の円滑な売却に資するべく、部屋にインテリア等を配置するなどしてその物件に魅力を付加するサービスをいう。英語のHome staging。ホームステージングに使われるインテリアは、家具、照明器具、カーテン、小物類が中心で、主要なスペースに限って配置する場合もある。

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