不動産ニュース / 開発・分譲

2021/8/24

兜町の大規模複合ビルが開業

「KABUTO ONE」外観

 平和不動産(株)は24日、山種不動産(株)、ちばぎん証券(株)との共同開発事業「KABUTO ONE」(東京都中央区)の竣工式を執り行なった。

 「国際金融都市・東京」構想の実現に資する再開発事業として、2018年に国家戦略都市計画建築物等整備事業に認定されたプロジェクト。東京メトロ「茅場町」駅に直結。建物は地上15階地下2階建て、地上部分が鉄骨造で地下部分は鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄骨造。延床面積は3万9,208平方メートルで、オフィス、店舗、カンファレンス等で構成される複合用途ビル。

 永代通りと平成通りの交差点に面するアトリウムは、高さ約14m、3層吹き抜けのガラス張り。開放的な空間を活用し、世界最大級規模のキューブ型大型LEDディスプレイ「The HEART」を設置した。イベント等を通じて地域活動やにぎわい・憩い・交流の場としていく。

 低層部(1階と地下1階)は、飲食店舗を導入し、路面店舗化による連続的なにぎわいを創出。中層部(3~4階)は、投資家と企業の対話交流拠点となるカンファレンス、ライブラリー・ラウンジとし、地域で滞在できる空間を整備した。

 高層部(6~15階)のオフィスフロアは、1フロア当たり約1,905平方メートルと、茅場町駅エリア最大級の大型オフィスとなる。中間層免震構造の導入やデュアルフューエル対応の非常用発電機の設置によって高い安全性・事業継続性を確保し、安全・安心な執務環境を提供する。事業者であるちばぎん証券に加え、(株)証券保管振替機構等の入居が決定しており、オフィスフロアは満室で順次稼働する。 

 22年には「茅場町」駅との接続通路が開通し、23年8月に工事が完了する予定。

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