東急リバブル(株)はこのほど、投資用区分マンションの売買検討者向けの新サービス「PROPERTISTA(プロパティスタ)」を本格稼働した。
同サービスは、これまで営業担当者が担ってきた物件紹介や収益シミュレーションの提案、価格査定、売却提案などの特定の顧客接点をデジタル化。スピーディに高精度な情報を提供するというもの。
物件に関する問い合わせを受けると、周辺環境やエリア特性、再開発情報などの資料を自動作成し、物件ごとにパーソナライズした詳細ページのURLを問い合わせから10分後に送信する。さらにマンションの管理状況や賃貸契約状況といったより詳細な情報や資金計画についての問い合わせを受けた場合は、資金計画や長期運用シミュレーションといった個別提案書を自動作成する。
こうしたフローを経て条件が合致しなかった場合には、日本電気(株)(NEC)のAI技術群「NEC the WISE」を活用して開発したAIマッチングシステムにより、 顧客の個別特性に合わせて物件情報をまとめ、定期的に自動配信していく。
このサービスにより、適正で広範な視点に基づく販売提案をスピーディに提供することで、安全かつ快適な投資機会の創出につなげる。
なお、不動産売買における初期段階の営業業務を今回のシステムでデジタル化することにより、営業担当者の業務時間を年間約1万2,500時間削減できるという。業務効率化により、営業担当者は顧客との接点を増やし、疑問や相談に対応する投資コンサルティングに注力する計画。