不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/1/31

新設住宅着工、5年ぶりに増加/国交省

 国土交通省は31日、2021年通年および21年12月の建築着工統計を公表した。

 同年の新設住宅着工戸数は85万6,484戸(前年比5.0%増)と、5年ぶりに増加した。新設住宅着工床面積は7,066万6,000平方メートル(同6.3%増)で、こちらも5年ぶりに増加した。

 利用関係別では、持家が28万5,575戸(同9.4%増)と2年ぶりに増加。貸家は32万1,376戸(同4.8%増)で4年ぶりに増加。分譲住宅は24万3,944戸(同1.5%増)で2年ぶりに増加した。このうちマンションは、10万1,292戸(同6.1%減)で2年連続の減少、一戸建住宅は14万1,094戸(同7.9%増)で2年ぶりに増加した。

 三大都市圏の圏域別では、首都圏が総数29万3,139戸(同3.4%増)。内訳は持家6万1,862戸(同13.2%増)、貸家12万1,637戸(同3.2%増)、分譲住宅10万8,028戸(同1.1%減)。中部圏は総数10万1,778戸(同6.6%増)、持家4万1,894戸(同7.2%増)、貸家3万1,877戸(同10.3%増)、分譲2万7,320戸(同4.6%増)。近畿圏は総数13万5,776戸(同4.5%増)、持家3万6,707戸(同10.1%増)、貸家5万5,180戸(同13.8%増)、分譲4万2,841戸(同8.6%減)。

 一方、12月単月の新設住宅着工戸数は6万8,393戸(前年同月比4.2%増)と、10ヵ月連続で増加した。新設住宅着工床面積は570万2,000平方メートル(同5.9%増)で、9ヵ月連続の増加。季節調整済年率換算値は83万8,000戸(前月比1.5%減)となり、2ヵ月連続で減少した。

 利用関係別では、持家が2万2,731戸(前年同月比0.4%減)で14ヵ月ぶりの減少。貸家は2万5,222戸(同3.3%増)と10ヵ月連続の増加。分譲住宅は1万9,927戸(同13.1%増)と、3ヵ月連続で増加した。うち、マンションは7,091戸(同15.3%増)、一戸建住宅は1万2,723戸(同12.4%増)。

 三大都市圏別では、首都圏が総数2万4,015戸(同12.0%増)、中部圏が総数8,163戸(同4.0%増)、近畿圏が1万201戸(同2.4%減)となった。

この記事の用語

住宅着工統計

住宅の新改築の動向に関する統計で、国土交通省が実施し、その結果は毎月公表されている。住宅の着工状況(戸数、床面積の合計)を、構造(木造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、コンクリート...

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。