不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/2/14

シューズクローゼット設置の住宅、10年で2倍以上増

 (株)アキュラホームはこのほど、「住宅傾向調査2021」を発表した。09~21年に同社が全国で建築した30~40坪の住宅について、年ごとに100棟を抽出。10年間の間取りの傾向を調査した。

 シューズクローゼットが設置された住宅は、09年の32件に対し21年は75件と、43件も増加していることが分かった。またその面積も23%増加しており、同スペースに対するニーズの高まりがうかがえる結果となった。
 和室やタタミコーナーの設置件数は、09年の61件から21年には41件と20件減少。また設置する場合の平均面積(畳数)についても、6.5畳から4.2畳へと36%減少している。

 近年は共働き世帯の増加に伴い家事の効率化が重要視されており、洗面所の面積が19年の平均2.3畳から21年には3.0畳へと30%増という結果に。同社では、洗面所で洗濯から乾燥までを完結させることや、収納を充実させることで家事が効率化できる間取りに変化している傾向がみられる、と分析している。

 リビングは、09年と21年では13.4畳から14.3畳へと、面積に大きな変化はなかった。しかしリビングに吹き抜けを設置する住宅は10件から20件に増加しており、より開放的なリビングに対するニーズが高まっていることが明らかとなった。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

シューズインクローゼット

土足で入ることができる収納空間。和製英語である。靴類が収納されるほか、物置やコート類の収納スペースとして利用されることもある。また、出り口を2つ設けて、シューズインクローゼットから直接に室内に入ることができる構造のものもある。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。