不動産ニュース / 開発・分譲

2022/3/1

東京ドーム、過去最大規模のリニューアル

前面リニューアルされた「THE SUITE TOKYO」の客室

 (株)読売新聞グループ本社、(株)読売巨人軍、(株)東京ドーム、三井不動産(株)の4社は、東京ドームの開業以来最大規模となるリニューアルを実施。読売巨人軍の開幕戦を明日に控えた1日、マスコミへ公開した。

 メインビジョンを刷新し、国内スタジアムでは最大規模となるフルカラーLEDメインビジョンを設置。さらに両翼の外野フェンス上部に帯状のリボンビジョンも取り付け、臨場感のある映像を提供する。各入場ゲートから観客席に到着するまでの場内コンコースにも約260台のデジタルサイネージやLEDディスプレイやを導入。座席から離れていても試合映像や演出映像を楽しめるようにした。

 客席についても、白を基調としたL字のソファを備えた1階席3塁側スタンド内の「THE 3rd PLATINUM BOX」、半個室のグループ席「MASU CABANA」、ペア観戦用のカウンター席「CRAFT COUNTER」など、新しい観客席を用意。またバックネット裏にある最高ランクのシート「ダイヤモンドボックス」を160席から290席へと増設し、座席を刷新。座席付属の専用タブレットのリニューアル、フードデリバリーの対象店舗増加、専属アテンダントによるサービス提供など、サービス内容もより充実させる。

 3階エリアのバルコニー席「プレミアムラウンジ」も大幅にリニューアル。同ラウンジの利用者のみが利用できる専用バーを新設したほか、バルコニー側に並んだ座席や試合中継映像用のモニターもすべて新調した。
 全28室で構成されたスイート倶楽部も、「THE SUITE TOKYO」も、エントランス、廊下、各個室、客席と全面リニューアルし、提供料理も新たなメニューを加えるなどして、より特別感を演出した空間を創出した。

 なお、場内の売店、チケットカウンターなどにおける、完全キャッシュレス化を実施。さらに事前に登録した顔画像により入場や決済ができる「facethru(フェイスルー)」の導入により、専用レーンでは“顔パス”で入場できるほか、グッズショップや一部飲食店舗では顔認証により手ぶらで買い物ができる。

従前のメインビジョンと比較して約4.4倍に拡大されたメインビジョン
事前登録した顔画像により入場・決済ができるサービスも導入

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。