不動産ニュース / 政策・制度

2022/3/2

奈良県御所市のまちづくりに出資が決定

 国土交通省はこのほど、(一財)民間都市開発推進機構(民都機構)が設立した「アセットリノベーションファンド」において、4社の有限責任組合員としての加入(LP出資)と、同ファンドからの第2号案件への出資決定を発表した。

 同ファンドでは、築20年以上の不動産を利活用し、多様な働き方を支えるテレワーク拠点等の整備を行なう民間まちづくり事業を支援していく。有限責任組合員として新たに加入した企業は(株)京都銀行、(株)南都銀行、NECキャピタルソリューション(株)で、すでに参加している常陽銀行と民都機構を加えて、組合員は計5者となった。合わせて、民都機構のLP出資額が増額された。

 なお投資形態は出資(優先株式・匿名組合出資)、社債(普通社債・劣後社債)、特定社債で、社債の場合は最大で総事業費の3分の2、出資の場合は資本の3分の2、または総事業費の3分の2のいずれか少ない額を最大で支援する。

 第2号案件に決定したのは(株)御所まちづくり(奈良県奈良市)。同社は、奈良県御所市において銭湯事業と複数棟の古民家を活用した宿泊・飲食事業「御所 SENTO HOTEL プロジェクト」に取り組んでいる。

ファンドスキームのイメージ図
第2号案件の事業スキームイメージ

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。