不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/4/11

首都圏既存M、2ヵ月連続で在庫件数増

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2022年3月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,405件(前年同月比19.5%減)の大幅減となり、3ヵ月連続の2ケタ減。都県別では、東京都1,806件(同18.7%減)、埼玉県392件(同19.3%減)、千葉県405件(同18.0%減)、神奈川県802件(同21.9%減)といずれの都県でも2割前後の大幅減となった。

 1平方メートル当たりの成約単価は65万4,000円(同10.8%上昇)と2ケタ上昇となり、23ヵ月連続で前年同月を上回った。前月と比べても4.6%上昇している。戸当たり平均価格は4,158万円(同8.4%上昇)だった。新規登録件数は1万3,852件(レインズの物件再登録機能廃止に伴い前年同月比は非開示)。在庫件数は3万7,660件(同8.5%増)と2ヵ月連続で増加している。

 既存戸建ての成約件数は1,286件(同21.1%減)と、3ヵ月連続で減少。平均成約価格は3,741戸(同7.9%上昇)と、上昇が17ヵ月続いた。

この記事の用語

レインズ

レインズ(REINS)とは、 Real Estate Information Network Systemの頭文字を並べた名称。国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構(「指定流通機構」という)が運営しているコンピュータネットワークシステムの名称である。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。