不動産ニュース / 開発・分譲

2022/5/10

大阪・心斎橋でエリア最大級の複合開発

「(仮称)心斎橋プロジェクト」外観完成予想図

 ヒューリック(株)、(株)竹中工務店、JR西日本不動産開発(株)、(株)パルコは10日、4社で推進している「(仮称)心斎橋プロジェクト」の計画概要を明らかにした。

 大阪メトロ「心斎橋」駅に直結、大阪のメインストリートである御堂筋および長堀通に面した「心斎橋」交差点に位置。「心斎橋プラザビル(本館・東館・新館)」および「心斎橋フジビル」を建て替え、店舗・宿泊施設・事務所からなるエリア最大級の複合施設を開発する。敷地面積約3,289平方メートル、延床面積約4万6,284平方メートル、地上28階地下2階建て。建物は制震構造を採用。

 地下2階~地上6階が商業店舗。御堂筋・長堀通に面する連続したメゾネット店舗には、ラグジュアリーブランドの誘致を計画している。16~28階には、ヒューリックグループが運営する「ザ・ゲートホテル」が、関西エリア旗艦店として開業。シリーズ最大となる220超の客室を用意する。
 8~14階は、駅直結のオフィスを計画。1フロア約268坪から最少分割区画約24坪までのフロアプランを提供する。8階のオフィスロビーは、2層吹き抜けの開放的な空間とし、御堂筋を望む屋外テラスと接続。オフィスワーカーや来街者にゆとりとくつろぎを与える空間とする。

 Low-E複層ガラスをはじめとする高断熱化、高効率照明・給湯・空調換気設備やBEMSの導入により、CO2排出量・一次エネルギー消費量を低減。太陽光発電、中水・雨水利用、気化熱利用外調機、自然換気なども採用し、環境に配慮した計画に。また、災害時の非常用発電機による電源確保、受水槽および雑用水槽によるトイレ給水などの確保により、BCPにも対応する。

 竣工は、2026年2月の予定。

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第18回 ジバコー 「原点」を語る

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。