不動産ニュース / 開発・分譲

2022/6/20

伊藤忠都市、新常態対応マンションが好調

「クレヴィア西馬込」完成予想図
「クレヴィア新御徒町」完成予想図

 伊藤忠都市開発(株)は、ニューノーマル下のユーザーニーズを商品企画に盛り込んだマンション「クレヴィア西馬込」(東京都大田区、総戸数44戸、うち事業協力者住戸8戸)、「クレヴィア新御徒町」(東京都台東区、総戸数52戸)を、7月相次いで販売する。

 「西馬込」は、都営地下鉄浅草線「西馬込」駅から徒歩7分に立地する、敷地面積約1,300平方メートル、鉄筋コンクリート造地上7階建て。ニューノーマルの暮らしから発想した新たな空間設計「ととのL」を採用。引き戸の採用により居室を可能な限り正形とし、共用収納やファミリークローゼットなど収納を適正配置した。玄関には手洗い付き収納を用意。1階の共用部には、サードプレイスとして活用できる個室スペース「+HANARE(プラスハナレ)」を2室設置した。また、外出先からでも空調機器や家電をスマートフォンで操作できるIoT設備も導入した。

 7月中旬販売予定の1期住戸は、専有面積36~81平方メートル。ファミリー向けの3LDKが中心。二重床・二重天井、食洗器、ディスポーザなどが標準。価格は未定。坪単価は370万~375万円を予定している。3月11日のホームページ開設以来の反響数は700件を超えている。

 一方の「新御徒町」は、都営大江戸線「新御徒町駅」徒歩5分に立地する地上14階建てのマンション。コンパクトマンションのメインターゲットであるシングル層が、在宅勤務の増加等でこれまで以上に居住性に目を向けていることから、全戸を天井高2,700mm・サッシ高2,200mmとしたほか、1LDKでも5,700mmのスパンを確保するなど、縦方向横方向の居住空間を拡大したのが特長。2層吹き抜け・リビング天井高5,900mm、床下収納2か所付きのメゾネット(1LDK・専有面積約45平方メートル)も3戸設定した。また、内断熱の施工や保温浴槽、節水型トイレなど高効率機器等の採用により、同社で初めて「低炭素建築物」の認定も取得している。

 住戸は1LDK~3LDK、専有面積約32~67平方メートル。7月上旬に1期を販売予定。販売価格は未定だが、坪460万円前後を予定。すでに650件超の反響を得ている。

 なお、両物件には、700名超の行動観察とアンケートを基にしたドレッシングルーム(洗面所)の新提案「DRESSIMO」(無償オプション)を採用。ライフスタイルや好みに合わせミラー3種類とキャビネット2種類を組み合わせることができる。

「クレヴィア西馬込」の玄関手洗い収納。玄関への手洗い設置は、マンションではほとんど採用例がない
「クレヴィア新御徒町」1LDKリビングのカットモデル。最大天井高2,700mmで開放感がある
ライフスタイルや好みに合わせミラー3種類とキャビネット2種類を組み合わせ、好みの洗面所を作ることができる「DRESSIMO」

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