アットホーム(株)は23日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2022年5月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義している。調査対象は、首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。
賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が埼玉県(前年同月比3.1%上昇、平均家賃5万8,195円)、30~50平方メートル(カップル向き)も埼玉県(同5.7%上昇、同7万6,774円)に。50~70平方メートル(ファミリー向き)が東京都下(同6.4%上昇、同10万8,020円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が大阪市(同11.4%上昇、同21万5,314円)。
東京都下・埼玉県・千葉県・大阪市が全面積帯で前年同月を上回った。また、ファミリー向きマンションは福岡市を除く9エリアで前年同月を上回り、中でも神奈川県、埼玉県、千葉県、名古屋市は15年1月以降最高値を更新した。
賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが大阪市(同4.2%上昇、同5万7,051円)、カップル向きが千葉県(3.5%上昇、同6万3,597円)、ファミリー向きが大阪市(同9.9%上昇、同10万8,896円)。
カップル向きおよびファミリー向きは、全エリアで前年同月を上回った。中でも東京都下、埼玉県、名古屋市は2タイプともに15年1月以降最高値を更新した。