不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2022/7/12

注文住宅の売り上げが好調/タマH22年5月期

 タマホーム(株)は12日、2022年5月期決算(連結)の発表会を開催した。

 当期(21年6月1日~22年5月31日)は、売上高2,407億6,000万円(前期比10.4%増)、営業利益118億9,300万円(同8.1%増)、経常利益123億4,600万円(同11.3%増)、当期純利益82億8,300万円(同15.6%増)。売上高・営業利益とも過去最高を更新した。

 主力の住宅事業は、注文住宅事業の引渡棟数が9,551棟(同6.6%増)と堅調に推移し、セグメント全体の売上高が1,927億1,500万円(同10.4%増)となった。営業利益は、木材、資材等の価格の高騰の影響を受け、52億7,200万円(同12.6%減)に。受注棟数は1万595棟(同7.0%減)、受注高は2,124億円(同2.1%増)だった。同社代表取締役社長の玉木伸弥氏は、「現在、資材不足等が原因で、契約後の着工・引き渡しの時期を未定としている同業他社も少なくない。当社は、13年前から国産材にこだわってきたことで、安定した木材確保ができている。契約後に即時着工できる点が好評で、顧客から支持を得ている」と述べた。

 不動産事業は、戸建分譲事業において引渡棟数が951棟(同14.7%増)で、セグメント全体の売上高は393億2,800百万円(同13.2%増)、営業利益は46億9,600万円(同44.9%増)となった。

 次期は、売上高2,460億円、営業利益130億円、経常利益130億円、当期純利益84億円を見込む。また、住宅性能表示基準の改正に伴い、断熱等性能等級5が新設されたことを受け、同等級に対応した新商品の販売を計画していることも明らかにした。

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