アットホーム(株)は26日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2022年6月)を発表した。
入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義。調査対象は、首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。
賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が千葉県(前年同月比3.4%上昇、平均家賃6万2,018円)、30~50平方メートル(カップル向き)が埼玉県(同6.2%上昇、同7万6,982円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が神奈川県(同6.5%上昇、同11万4,041円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が札幌市(同15.9%上昇、同14万4,495円)となった。
東京都下、埼玉県、千葉県、大阪市の4エリアが前月に続き全面積帯で前年同月を上回った。ファミリー向きマンションは全10エリアで前年同月を上回り、中でも東京23区、神奈川県、埼玉県、仙台市、名古屋市の5エリアは15年1月以降最高値を更新した。
賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが大阪市(同4.1%上昇、同5万7,406円)、カップル向きが千葉県(同4.5%上昇、同6万4,404円)、ファミリー向きが大阪市(同9.2%上昇、同10万8,211円)。
ファミリー向きは全エリアで前年同月を上回った。カップル向きは札幌市を除く9エリアで上昇し、東京都下、埼玉県、千葉県、名古屋市の4エリアでは15年1月以降最高値を更新した。