不動産ニュース / 開発・分譲

2022/12/8

互いに“活かしあう”ワークスペースを提案

25階には、フリースペースを大きく確保。チームが活発に機能するように整備した一方で、一人ひとりに合った働き方ができるよう多種多様なワークスペースも用意している

 (株)オカムラは、首都圏のワークプレイス戦略の核として2021年1月より運用してきた「HEADQUARTERS OFFICE」(東京都千代田区)を「We Labo(ウィラボ)」としてリニューアル。8日、マスコミに公開した。

 「ウィラボ」は、ニューオータニガーデンコートの24~26階に設置。面積は約4,445平方メートル。同社では、「人と人が活かしあう」社会の実現に向けて、個がつながり「わたしたち」としてアイデンティティが発揮できる働き方を「ウィデンティティ」と呼んでおり、これを生み出すオフィスとなるよう整備した。

 24階は「HANDS モノとコトを生み出す手」をコンセプトに、一人で熟考する時間を確保すると共に、創造的な発想が引き出せる工房のような空間に。25階は、「EARS 時代と人々の声を聴く耳」とし、大きなフリースペースやチームで使いやすいスペース、昇降機能の付きデスク、デュアルモニタ付きデスクなど多彩なワークスペースを用意している。26階は「EYES 伝統と未来を見つめる目」とし、役員エリアを中心に構成。経営会議の他外部への情報発信などの会場としても利用予定のBoardroomや、Hub Loungeを設置。部門・役職関係ない気軽な交流を支援し、オープンなコミュニケーションを促進する。

 同社では、オフィス出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークが拡大する中で、個人で行なう業務についてはテレワークが有効だが、チームで何かを作り上げるといった業務はオフィスで活発なコミュニケーションが欠かせないとの前提を立て、それがより有効に機能する場として「ウィラボ」を整備している。オフィスに出勤し、集い、雑談といった偶発的なコミュニケーション、顔を突き合わせることによる感情の共有を促進することで、人と人とが活かしあう場、働きやすい環境となるよう運用していく計画。

 12月12日より完全予約制で見学を受け付ける。

25階のZONE2エリアは、ウェルビーイングに配慮し、緑を多用したオープンスペースとし、鳥のさえずりがBGMとして流れる
趣味等の情報交換が促進されるように壁を活用。写真手前はおすすめの漫画について手書きコメントが貼られている様子

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ABW

雇用されている人が自分自身で働く時間と場所を決定する働き方。英語のActivity Based Workingの略語。

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