不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/2/7

銀座の路面店賃料、3.8%上昇

 シービーアールイー(株)は6日、国内主要エリアの路面店舗の市場動向に関するレポート「リテールマーケットビュー2022年第4四半期(22年10~12月)」を公表した。

 東京・銀座のハイストリート空室率は7.6%(前期比0.1ポイント低下)。前期から小売事業者が出店を検討していた空室でテナントが決定したことが主因。一方、ラグジュアリーブランドの出店立地ではない比較的面積が大きい複数の物件では空室が続いている。
 1平方メートル当たりの賃料は25万700円(同3.8%上昇)。好立地では前期の相場を越える賃料水準でも出店したいというラグジュアリーブランドが複数見られた。賃料は今後も緩やかな上昇傾向が続き、向こう2年間では今期に対して2.7%上昇、コロナ禍前の19年第4四半期と比較して0.2%減の水準まで回復する見込み。プライム賃料は40万円と横ばい。

 大阪・心斎橋の空室率は7.6%(同6.4ポイント低下)、賃料は15万2,000円と横ばい。100坪超の空室の複数でテナントが決定したため、大幅な空室率低下につながった。ただ、募集物件は限定的で、数年後の竣工を予定している開発計画でもテナントが内定している。プライム賃料は30万円と横ばい。

 名古屋・栄の空室率は0.0%(同0.4ポイント低下)、賃料は7万1,000円(同1.4%上昇)。高級時計などの出店ニーズに対して募集物件が少ないことが賃料の押し上げ要因となった。プライム賃料は10万円と横ばい。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。