不動産ニュース / その他

2023/2/7

東京・西新井の公社賃貸に8.6倍の申し込み

「カーメスト興野町」外観

 東京都住宅供給公社(JKK東京)は7日、賃貸マンション「カーメスト興野町」(東京都足立区、総戸数128戸)の募集住戸98戸に対し844件の申し込みがあったと発表した。

 同物件は、日暮里・舎人ライナー「江北」駅徒歩13分、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)・東武大師線「西新井」駅徒歩20分に位置。鉄筋コンクリート造8階建て。間取りは1DK~3LDK、専有面積は35.03~66.52平方メートル。月額家賃は8万900~13万2,400円。

 タッチレスエレベーターや自動水栓(洗面化粧台)を導入し、感染症予防に配慮。無料で多目的に利用できる「マルチサロン和み」を設置したほか、個別に仕切られたワーキングスペースを併設している。また、高断熱化や高効率型給湯器の設置、共用部照明のLED化を採用し省エネを推進。太陽光発電と蓄電池設備を設け、共用部の一部に太陽光発電の電力を使用するなど、災害時には非常用電源として活用できる。

 募集期間は1月13~23日。ファミリー世帯向けから単身・DINKS世帯向けまで、すべての間取りで多数の申し込みがあった。全体の平均倍率は8.6倍。
 特に平均倍率の高かった間取りは、ファミリー世帯向けの3LDK(65.81~66.52平方メートル)で、募集戸数16戸に対し235件の申し込みがあり、平均倍率は14.7倍にのぼった。住宅の南側に「興野町いちょう公園」を新設するなど子育てのしやすい環境を整備したこと、間取りをフレキシブルに変えられる「ウォールドア」を設置したことなどが評価されている。
 最も倍率が高かったのは1DK(35.03平方メートル)で、倍率は35倍。1DK(35.03~36.38平方メートル)は、募集戸数15戸に対して152件の申し込みがあり、平均倍率は10.1倍となった。

 なお、募集期間中に開催した現地オープンルームには、約1,400名が来場した。

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コワーキングスペース

属性の異なる人々が共同で利用し、相互に交流することのできる仕事場。英語のcoworking space。業務のための場所を共有するだけでなく、利用者間の交流が生まれるところに特徴がある。また、交流を促すための行事などが実施される場合もある。

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