不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/3/27

首都圏既存M価格、前年同月比で上昇傾向継続

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社ネットワークにおける2023年2月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。

 新築戸建ての平均価格は4,505万円(前月比0.3%上昇)。エリア別では、東京23区6,874万円(同0.4%下落)、東京都下4,728万円(同0.6%上昇)、神奈川県横浜市・川崎市5,205万円(同0.4%下落)、神奈川県他3,982万円(同0.1%上昇)、埼玉県さいたま市4,446万円(同0.5%下落)、埼玉県他3,564万円(同0.3%下落)、千葉県西部4,178万円(同0.5%下落)、千葉県他3,199万円(同0.5%下落)だった。

 前月比は、全8エリア中東京都下・神奈川県他を除く6エリアが下落した。特に埼玉県、千葉県では連続下落となったエリアが多く、上昇の勢いは弱まっている。最高額の更新エリアは2年ぶりにゼロとなった。前年同月比は16ヵ月連続全エリアで上昇した。

 平均価格指数は、都県中心4エリアである東京23区が123.8(前年同月比10.7ポイント上昇)、神奈川県横浜市・川崎市が118.9(同8.3ポイント上昇)、埼玉県さいたま市が126.5(同6.0ポイント上昇)、千葉県西部が128.2(同6.9ポイント上昇)。周辺エリアである東京都下が118.2(同6.0ポイント上昇)、神奈川県他が118.4(同6.7ポイント上昇)、埼玉県他が116.3(同4.9ポイント上昇)、千葉県他が123.0(同6.5ポイント上昇)。

 既存マンションの1戸当たり平均価格は3,928万円(前月比0.6%上昇)。エリア別では、東京23区4,962万円(同1.0%上昇)、東京都下3,183万円(同0.7%下落)、神奈川県横浜市・川崎市3,403万円(同0.5%上昇)、神奈川県他2,609万円(同1.1%上昇)、埼玉県さいたま市3,473万円(同0.6%下落)、埼玉県他2,616万円(同0.3%下落)、千葉県西部2,999万円(同0.8%上昇)、千葉県他2,015万円(同1.9%下落)だった。

 前月比では4エリアが下落となった一方で、他の4エリアが17年1月以降最高額となっており、エリアによって価格上昇の勢いにばらつきがみられた。前年同月比では、20ヵ月連続全エリアで上昇した。

 平均価格指数は、中心4エリアである東京23区が134.9(前年同月比8.8ポイント上昇)、神奈川県横浜市・川崎市が122.8(同9.9ポイント上昇)、埼玉県さいたま市が142.7(同11.2ポイント上昇)、千葉県西部が142.7(同21.9ポイント上昇)となった。周辺4エリアは東京都下が125.7(同10.1ポイント上昇)、神奈川県他が137.2(同15.5ポイント上昇)、埼玉県他が141.7(同13.2ポイント上昇)、千葉県他が133.7(同14.0ポイント上昇)。

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