不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/4/13

貸店舗を探した場所、「自宅近く」が3割でトップ

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は13日、「貸店舗の実態調査」の結果を公表した。過去2年以内に仲介会社を通して貸店舗を借りたことがある21~69歳の男女400人が調査対象。調査期間は2023年1月20~23日。

 店舗を探した場所を聞いたところ、飲食店・飲食店以外ともに「自宅の近く」が30%以上(飲食店:31.5%、飲食店以外:33.0%)となり最多に。次いで、「自宅の最寄り駅近く」(飲食店:27.0%、飲食店以外:22.0%)となった。

 借りた店舗の立地条件については、飲食店・飲食店以外ともに「駅前立地」が30%超え(飲食店:36.0%、飲食店以外:31.5%)で1位。2位以降は飲食店・飲食店以外で傾向が異なり、飲食店では2位「商店街」(29.5%)、3位「繁華街」(27.0%)と人通りの多いエリアに。飲食店以外は、2位「住宅街」(24.5%)、3位「商店街」(21.5%)となった。

 重視したことについては、環境面では、「日中の人・車の往来」(飲食店:50.5%、飲食店以外:40.0%)、「最寄駅からの距離・道のり」(飲食店:49.5%、飲食店以外:45.5%)が上位に。物件の仕様・設備では、「物件の面積」(飲食店:51.5%、飲食店以外:56.0%)がトップとなった。

 「不動産会社に教えてもらってよかったこと」は、飲食店の場合、「街の特徴」(45.5%)が1位。次いで「商圏人口」(41.5%)、「周辺駅・最寄り駅の総乗降客数」(39.5%)。飲食店以外も1位は同じく「街の特徴」(40.0%)だが、2位は「周辺施設」(33.5%)、3位は「街の居住者特性」(30.0%)だった。

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2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。