不動産ニュース / 開発・分譲

2023/4/18

利便性と住環境を両立/地所レジ「聖蹟桜ヶ丘」

「ザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘」外観
モデルルーム。角住戸率67%と採光・通風に優れる

 三菱地所レジデンス(株)は、分譲マンション「ザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘」(東京都多摩市、総戸数42戸)の販売を3月下旬より開始した。 

 同物件は、京王本線「聖蹟桜ヶ丘」駅徒歩5分に立地。敷地面積は約621平方メートル。建設地はガソリンスタンド跡地で、ENEOS不動産(株)が三菱地所レジデンス仕様の建物を開発。2023年1月に竣工した建物を同社が取得し、販売する。建物は、鉄筋コンクリート造地上15階建て。前面が交通量の多い川崎街道であること、対面建物との間隔を取る目的で、建物を南西方向に振っているのが特長。前面建物との間隔は45mを確保し、道路からエントランスのアプローチを長く取り、植栽も充実させた。

 木材利用の推進を目指す「木の守 PROJECT」の一環として、エントランスホールなどの共用部に地元・多摩産の杉の集成材を採用。建設時には、国産カラマツとロシア産のラーチ(カラマツ)を原料とした国産型枠合板・ドルフィンコート(SGEC/PEFC認証材)を使用し、第三者証明(認証)を得てトレーサビリティを確保している。

 住戸は、2LDK+S・3LDK、専有面積約66~71平方メートル。1フロア3戸の基本3タイプ。全戸南西向きに加え、角住戸率67%、二面開口・三面開口を実現した。二重床・二重天井、天井高は2,430mm。食洗器、カップボード、床暖房、トイレ手洗いカウンター、ウォールドアなどが標準。

 22年10月にホームページをオープンし、現在までのエントリーは約500組。棟内モデルルームへの来場者数は150組。現在、15戸が販売済み。現在先着順で販売中の11戸は、4,968万~5,988万円。最多価格帯は5,000万円台・5,500万円台・5,900万円台(各2戸)。坪単価は252万円。

 申込者の3割が地元多摩市在住。その他、調布市・府中市など京王線沿線在住者を中心に、広域から集客している。年齢層も30歳代のファミリーからシニアの住み替え層まで多様なユーザーに支持されている。3LDKが5,000万円以下からという価格設定に加え、デパートや小売店舗が駅周辺に集積する利便性と多摩川周辺など緑の多い住環境が両立している点が評価された。また、竣工売りであるため、木材を多用したエントランスも好感されたという。

北東方向に多摩川を望む
エントランスやロビーに多摩産の杉の集成材を使用した

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