不動産ニュース / 政策・制度

2023/4/27

国交省、「重ねるハザードマップ」をUD化

 国土交通省は26日、同省ウェブサイト上でさまざまな災害リスク情報を重ねて表示することができる「重ねるハザードマップ」のユニバーサルデザイン(UD)化に着手したと発表。

 同省は2021年12月、有識者や視覚障害者で構成される「ハザードマップのユニバーサルデザインに関する検討会」を設置。地図情報だけでは視覚障害者には伝わらないといった課題解決へ向け、あらゆる人が災害リスク情報を把握して、避難に活用できる「わかる・伝わる」ハザードマップのあり方について検討してきた。

 今回の取り組みは、その検討結果を踏まえたもの。アイコンや地図上をクリックしなくても住所を入力する、または現在地を検索するだけで、その地点の自然災害の危険性や災害時にとるべき行動などが自動的に文章で表示される機能を追加。目の不自由な方でも、音声読み上げソフトを利用することで自宅等の災害リスクを知ることができるようにする。

 これらの改良について、今年の出水期(夏~秋)までの実装を目指す。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

ハザードマップ

自然災害による被害予測および避難情報を表示した地図をいう。 災害の種類に応じて、洪水、津波、火山、土砂災害などのハザードマップが作成・公表されている。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通40周年

月刊不動産流通 月刊誌 2023年10月号
不動産実務に役立つ情報が満載!
協力すれば空き家が蘇る
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2023/9/13

「記者の目」更新しました。

空き家を『バイク女子』向けシェアハウスに」配信しました。
全国各地で空き家の増加が問題となる中、独自のアイディアで空き家を再生するケースも増えてきている。そんな中、築60年超の空き家を「ガレージ付き」女性専用シェアハウスへと改修、収益物件化した事例があるという。リノベーションを手掛けた(株)Rバンクに、事業の経緯や改修工事のポイント、竣工後の反響等について聞いた。