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2023/5/10

空き家活用事業、初弾の入居者募集を開始/小田急不

初弾物件の外観
初弾物件の内観

 小田急不動産(株)、omusubi不動産((有)トノコーポレーション)は10日、空き家サブリース事業「小田急ありのまま賃貸~空き家活用DIY賃貸」について、4月に初弾物件「中央区佃2丁目長屋」(東京都中央区)を借り上げ、入居者募集を開始したと発表。

 小田急線沿線に顧客基盤を有する小田急不動産と、DIY賃貸の運営で豊富な実績があるomusubi不動産のノウハウを掛け合わせ、未活用資産の有効活用、人口流入の促進により、小田急線沿線の価値向上を目指す取り組み。小田急不動産が物件オーナーから空き家を借り上げ、omusubi不動産がDIY可能な賃貸物件として入居者に賃貸する。

 初弾物件は、東京メトロ有楽町線「月島」駅徒歩3分、都営大江戸線「月島」駅徒歩3分に立地。木造地上2階建て。専有面積は85.94平方メートル、間取りは3SDK。大正時代に建築されたと推定される建物だが、耐震補強工事を施したため、入居者が好みに合わせたDIYが可能。住居以外にもアトリエや店舗等の用途でも使用できる。賃料は12万円。

 物件オーナーは相続時に賃貸運用を検討していたが、多額のリフォーム費用がかかることから、活用方法に苦慮していた。その折に同事業を知り、最小限の費用負担で賃貸できること、空き家の維持・保全に手間がかからなくなること、DIYによる再生で資産価値の向上につながること等にメリットを感じ、依頼した。

 今後も両社は、小田急線沿線を中心に、同事業を積極的に展開していく。

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サブリース

賃借人が第三者にさらに賃貸することであるが、特に、住宅の管理を手がける事業者が賃貸住宅の所有者から住宅を一括して賃借し、それを入居者にさらに賃貸するという賃貸住宅経営の方法をいうことが多い。この場合、一括して賃借する事業者を、サブリース事業者または特定転貸事業者という。

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