(公財)東日本不動産流通機構は12日、2023年5月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は2,737件(前年同月比4.9%減)と、2ヵ月連続で前年同月を下回った。都県別では、東京都1,445件(同5.1%減)、埼玉県302件(同13.0%減)、千葉県322件(同5.6%減)、神奈川県668件(同0.1%増)。神奈川県以外は前年同月比で減少となり、埼玉県は17ヵ月連続で前年同月を下回った。
1平方メートル当たりの成約単価は70万9,500円(同8.1%上昇)と、20年5月から37ヵ月連続で前年同月比プラス。成約価格は4,569万円(同9.5%上昇)と20年6月から36ヵ月連続の前年同月比プラス。新規登録件数は1万5,601件(同15.3%増)と大幅増となり、5ヵ月連続で前年同月を上回った。前月比では9.6%減少した。在庫件数は4万5,779件(同23.6%増)と大幅増となり、22年2月から16ヵ月連続で前年同月を上回っている。
既存戸建ての成約件数は1,111件(同3.7%減)で、22年1月から17ヵ月連続で前年同月を下回った。成約価格は3,722万円(同0.1%上昇)と、20年11月から31ヵ月連続で前年同月を上回っている。