不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/6/12

都心5区のビル空室率、2ヵ月連続で低下

 三幸エステート(株)は12日、2023年5月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模賃貸オフィスビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は4.30%(前月比0.18ポイント低下)と、2ヵ月連続で低下した。今年竣工した新築ビルでテナント誘致が進んだことに加え、働き方の見直しに伴う大口の成約も見られたこと、さらに空室を抱えた新築ビルの竣工がなく、拡張等の前向きな移転による成約が進んだことがその要因。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率も7.20%(同0.23ポイント低下)と、空室率同様に2ヵ月連続で低下した。

 1坪当たりの募集賃料は2万8,104円(同124円増)と、わずかに上昇したものの、前月からほぼ横ばい。昨年1月以降、2万8,000円前後での小幅な動きが続いている。募集面積(既存ビル・建築中ビル)は69万2,389坪(同1万8,005坪減)で、直近15ヵ月にわたって70万坪前後で推移している。

 全国6大都市の空室率は、東京23区4.7%(同0.2ポイント低下)、札幌市1.1%(同0.1ポイント低下)、仙台市2.7%(同0.1ポイント低下)、名古屋市4.5%(同0.1ポイント低下)、大阪市3.8%(同0.1ポイント低下)、福岡市4.4%(同0.1ポイント低下)。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。