住友林業(株)は23日、介護付有料老人ホーム「プレザンメゾン西東京」(東京都西東京市、全77室)について、6月1日より利用が開始されたと発表。土地活用ニーズに対応したプロジェクト。
同物件は、西武新宿線「西武柳沢駅」より徒歩6分に立地。敷地面積約1,785平方メートル、延床面積約2,976平方メートル、1階が鉄筋コンクリート造、2~4階が木造ツーバイフォー工法。
歩行時のクッション性を高めるため、1階床下は木造住宅と同様に束を立て空間を設けた。2~4階の居室部分は、木造ツーバイフォー工法の特性を生かし、全室共通の床面積に。職員が頻繁に利用する階段部分は1~4階まですべて木造とし、身体への負担を軽減している。
また、建築時のCO2排出量(エンボディドカーボン)の削減にも注力。建設に使用する個々の資材データを基にエンボディドカーボンと炭素固定量を算定し、エンボディドカーボンは約1,559tCO2e、構造躯体に約503立方メートルの木材を使用し、炭素固定量は約470tCO2ebioに。これは40年生のスギ約1,570本分の炭素固定量に相当するという。