不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/7/4

首都圏既存Mのランニングコストは月3万円前後

 (株)東京カンテイは3日、既存マンションの築年別のランニングコスト(管理費・修繕積立金)に関する調査レポートを公表した。

 2022年に流通した分譲マンションのうち、平均専有面積30平方メートル未満の物件・リゾートマンション・ケアマンションを除いた「一般的な分譲マンション」の月々の管理費・修繕積立金を調査した。なお、データは専有面積70平方メートルに換算して算出している。

 首都圏においては、築1年の物件は管理費2万1,364円・修繕積立金8,919円、合計3万283円となった。これ以降、築15年前後 までは管理費が減額傾向・修繕積立金が増額傾向で推移しており、築10年物件では同1万5,357円・同1万2,389円となっており、それ以降は共に1万5,000円前後に収れんされていき、合計は築年数に関係なく3万円前後となっている。

 近畿圏の築1年物件は同1万3,691円・同6,738円で、合計2万429円となった。その後の変動は首都圏と同様で、築10年物件は同1万302円・同1万30円と拮抗し、築古物件においても合計は2万円前後で推移している。

 中部圏は築1年物件が同1万2,905円・同7,956円となり、合計は2万861円。築10年物件では、同1万2,175円・同9,850円となり、管理費に比べて修繕積立金の上昇が顕著だった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。