不動産ニュース / 開発・分譲

2023/8/2

博多で既存躯体を再利用したオフィスビル/中央日土地

「(仮称)博多駅前三丁目プロジェクト」完成イメージ

 中央日本土地建物(株)は1日、同社が開発を推進するオフィスビル「(仮称)博多駅前三丁目プロジェクト」の概要を明らかにした。

 同施設は、福岡市地下鉄空港線・七隈線「博多」駅徒歩5分、JR「博多」駅徒歩7分に位置。敷地面積1,388平方メートル、延床面積約1万3,037平方メートル、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上13階地下2階建て。基準階貸室面積は約781平方メートル。

 従前建物の地下から地上2階の躯体を再利用することで、従来の建て替え工事と比較して解体時52%、新築時37%のCO2を削減する。屋上には太陽光発電設備を導入し、年間約1万500kWhを発電。年間で約4.5tのCO2削減を見込む等、環境負荷低減の取り組みに注力する。また、中3階には中間免震層を設けることで、BCP対策にも配慮する。

 その他、敷地内にはイベント開催が可能な屋根付き広場や、20台分のシェアサイクルポート等を設置し、「博多」駅周辺のにぎわい創出や回遊性向上にも寄与していく。

 着工は2023年9月、竣工は25年6月の予定。

 福岡市が「博多」駅周辺で主導する都市開発プロジェクト「博多コネクティッド」の一つ。まちのにぎわい創出に寄与する建て替えプロジェクトだとして、容積率緩和等のインセンティブ制度「博多コネクティッドボーナス」の認定を取得したことも発表した。

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2023/12/1

「海外トピックス」更新しました。

老朽化した公共施設の一時利用進む【フランス】」配信しました。
近年のフランスでは、公共施設の老朽化に伴う再開発が活発です。ただ、建設を始めるまでには時間を要します。その間、建物を無駄にしておくのはもったいないと、住宅やイベント会場などさまざまな用途で有効活用する取り組みが増えつつあります。