不動産ニュース / 開発・分譲

2023/10/3

地所レジ他、大阪梅田エリアで免震タワマン

「ザ・パークハウス 大阪梅田タワー」外観予想CG

 三菱地所レジデンス(株)、安田不動産(株)、JR西日本プロパティーズ(株)は3日、分譲マンション「ザ・パークハウス 大阪梅田タワー」(大阪市北区、総戸数173戸)のモデルルームを、7日にオープンする常設販売拠点「三菱地所レジデンス 大阪ギャラリー」に設ける。同ギャラリーで販売する初の物件となる。

 阪急神戸線・宝塚線・京都線「大阪梅田」駅など8駅10路線の利用が可能。大阪梅田エリアやその東側にある繁華街の茶屋町エリア、再開発が進むうめきたエリアへのアクセスに優れる。建設地は駐車場跡地で、敷地面積1,706.47平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上36階建ての免震構造。

 24階にコモンスペースとして、ビューラウンジ、ゲストルーム、コワーキングスペースを用意。35階にはスカイテラスを設置する。AI搭載のタワーパーキング(エレベーター型駐車場)72台分も確保。エントランスには、空調ダクト接続型の香り拡散システム「Air Aroma」を設けるほか、専任のコンシェルジュが各種取次などさまざまなサービスに対応する。また、各住戸フロアに24時間利用可能なゴミ置き場を設置。各戸の玄関前には、専用の宅配ボックスを設け、再配達の不便解消につなげる。

 住戸は、4階以上。50平方メートル台の1LDKから最上階170平方メートル超の3LDKまで、全20タイプ。4~24階の「GRACE FLOOR」、25~29階の「ROYAL FLOOR」に加え、30~34階を「PREMIUM FLOOR」とし、スタンダード住戸とデラックス住戸で、建具類の仕様を変えていく。
 全住戸の約70%が角住戸。南西向きには大阪エリア・グラングリーン大阪など、北西向きには淀川の開放的な眺望を楽しむためのコーナーサッシを採用する。二重床二重天井。基準天井高は2,450mm、25~29階が2,700mm、30~33階が2,800mm、最上階は3,000mm。食洗器、ディスポーザー、浄水器、ミストサウナ、キッチン・洗面所はフィオレストーン天板。廊下とトイレ、浴室床はタイル張りで、プレミアムフロアは600mm角のタイルを採用する。

 第1期の販売戸数は未定。販売予定価格は、低層部の1LDK(55平方メートル)で6,000万円台前半から。坪単価は500万円弱を想定している。4月24日にホームページをオープン、これまでの問い合わせ数は1,400件。職住近接を好むシングル・DINKS層を中心に、関西圏や首都圏・地方都市からのセカンド、投資需要を取り込んでいく。竣工は2025年9月上旬、入居は同年11月下旬の予定。

スタンダードタイプのモデルルーム

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コワーキングスペース

属性の異なる人々が共同で利用し、相互に交流することのできる仕事場。英語のcoworking space。業務のための場所を共有するだけでなく、利用者間の交流が生まれるところに特徴がある。また、交流を促すための行事などが実施される場合もある。

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サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

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