(一社)プレハブ建築協会は2日、2022年度の「プレハブ住宅完工戸数実績及び生産能力調査報告書」を公表した。会員企業を対象に調査しているもので、今回の調査時期は23年5~6月。回答企業は81社。
同年度(22年4月~23年3月)に完工したプレハブ住宅の戸数は12万4,980戸(前年度比1.2%増)。16年以降減少傾向だったが、21年度に5年ぶりに増加し、22年度も続伸した。全新設住宅着工戸数に占めるプレハブ住宅の割合は14.5%(同0.2%上昇)。
階層・建て方別の完工戸数は、戸建住宅が4万1,206戸(同6.7%減)、低層共同建てが2万4,017戸(同2.7%減)、中高層共同建てが5万9,757戸(同9.4%増)となり、中高層共同建てが全体をけん引。共同建て全体では8万3,774戸(同5.6%増)で、新設住宅着工の賃貸住宅のうちプレハブ住宅の比率は18.1%(同0.1ポイント低下)となった。
長期優良住宅は3万5,102戸で、プレハブ住宅完工戸数全体の28.1%(同2.9ポイント低下)だった。戸建住宅のうちZEHは3万941戸で、プレハブ戸建ての完工戸数全体における75.1%(同10.2ポイント上昇)を占めた。