不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/10/24

借り換え後の金利タイプ、「変動型」が51.5%

 (独)住宅金融支援機構は24日、「2022年度 住宅ローン借換えの実態調査」結果を発表した。

 22年4月~23年3月に住宅ローンの借り換えをした人を対象に、インターネットでアンケート調査を実施した。調査期間は23年4月28日~5月10日。回答数は840件。

 借り換え後の金利タイプを時系列でみると、「変動型」は51.5%(前年度比2.3ポイント上昇)、「固定期間選択型」は42.1%(同1.8ポイント低下)、「全期間固定型」は6.3%(同0.6ポイント低下)だった。借り換え前の全金利タイプは、変動型が45.8%、固定期間選択型が42.7%、全期間固定型が11.4%。

 金利タイプ別の借り換え理由は、すべての金利タイプにおいて「金利が低くなるから」(変動型60.5%、固定期間選択型40.1%、全期間固定型47.2%)がトップ。2位は、変動型は「返済額が少なくなるから」(30.7%)、固定期間選択型は「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから」(28.2%)。全期間固定型は、「返済期額が少なくなるから」と「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから」がいずれも26.4%だった。
 ただし、「金利が低くなるから」「返済額が少なくなるから」という回答は、すべての金利タイプで前回調査から比率が低下した。一方で、「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから」はすべての金利タイプで前回調査から上昇している。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

住宅ローン

個人に対する住宅資金の融資をいう。主として民間の金融機関が担っているが、その円滑な実施などのため、(独)住宅金融支援機構(住宅金融公庫の廃止後、その機能の一部を引き継いだ組織)と連携することが多い。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。