(株)東京カンテイは7日、2023年11月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。
首都圏の平均価格は4,073万円(前月比2.1%上昇)と連続上昇した。都県別では、東京都は6,578万円(同0.7%下落)と反転下落、神奈川県は4,153万円(同3.4%上昇)と6ヵ月ぶりに上昇、千葉県は2,842万円(同3.7%上昇)と連続上昇、埼玉県は2,931万円(同3.9%上昇)と再び上昇に転じた。首都圏全体では14年4月の集計開始以来初となる、4,000万円の大台に乗せた。
近畿圏は2,928万円(同2.8%上昇)と反転上昇した。府県別では、大阪府は3,163万円(同3.2%下落)で反転下落、兵庫県は3,011万円(同9.6%上昇)と大幅な反転上昇、京都府は3,571万円(同2.8%上昇)と再び上昇に転じた。
中部圏は2,409万円(同6.2%下落)と4ヵ月ぶりに反転下落。愛知県は2,935万円(同3.2%下落)と連続下落した。
宮城県は2,520万円(同7.6%下落)と大きく反転下落。福岡県は2,346万円(同6.2%下落)と3ヵ月ぶりに下落した。