不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/2/2

タワマンストック、三大都市圏が84%占める

 (株)東京カンテイは31日、全国の分譲タワーマンションストックに関する調査の結果を発表した。

 最高階数が20階以上の分譲マンションを「タワーマンション」と定義。2023年12月末時点のタワマンストック総数は1,515棟39万9,638戸となった。このうち、築10年以内の戸数は475棟13万9,790戸だった。23年に竣工した物件は48棟1万5,330戸で、棟数・戸数ともにコロナ禍以降最多。24年に竣工予定物件は43棟9,895戸。

 三大都市圏では、首都圏が792棟24万6,044戸、中部圏は98棟1万6,043戸、近畿圏が389棟9万3,521戸。棟数ベースでは三大都市圏で全国の84.4%のシェアとなり、中でも首都圏が全国の52.3%を占めた。

 都道府県別では、東京都が479棟15万6,042戸で最も多く、全国シェアは31.6%。ついで大阪府273棟6万7,570戸、神奈川県144棟4万4,311戸と、3都府県が100棟を超えた。三大都市圏以外では、福岡県が50棟9,874戸、宮城県が40棟8,073戸となった。共に築10年以内の物件シェアが高く、特に福岡県では50棟中27棟が築10年以内だった。

 23年末時点でタワーマンションが未竣工の地域は9県。同社では、「最近は新幹線ターミナル駅を持つ地域での開発が進められる傾向が強い。未竣工の地域でもタワーマンションが計画される可能性は十分考えられる」とコメントしている。

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タワーマンション

超高層の集合住宅をいう。そのかたちが塔(タワー)に似ていることから名づけられたが、タワーマンションは和製英語である。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。