不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2024/2/13

流通事業で過去最高益/ウィル23年12月期

 (株)ウィルは13日、2023年12月期決算(連結)を発表した。

 当期(23年1月1日~12月31日)は売上高115億5,200万円(前期比22.0%増)、営業利益9億9,800万円(同8.6%増)、経常利益9億3,000万円(同7.3%増)、当期純利益5億2,100万円(同12.4%減)。主力の流通事業において過去最高の売上高・営業利益を更新。一方、賃上げ実施等の人的資源への投資や24年度以降の出店準備・設備投資等の先行投資を実施した結果、増収減益となった。

 セグメント別では、流通事業が、売却の成約件数が前期比で13.5%増加した。また、東京圏での店舗展開の影響もあり、購入に関する手数料単価が同4.1%増、売却に関する手数料単価が同9.0%増とそれぞれ増加。その結果、売上高は26億9,000万円(同21.0%増)、営業利益は6億7,400万円(同13.1%増)を計上した。
 リフォーム事業においては、流通事業での既存物件の取扱件数が増加したことや、住宅購入段階での積極的なリフォーム提案により「中古×リフォーム×FP」の引渡件数が前期比7.8%増加。結果、売上高は22億2,300万円(同12.9%増)、営業利益は3億7,700万円(同10.1%増)。
 賃貸事業は、売上高2億5,000万円(同8.2%増)、営業利益700万円(同29.8%増)。

 次期(24年12月期)は、売上高129億1,200万円、営業利益10億7,400万円、経常利益9億8,000万円、当期純利益6億5,200万円を見込む。

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