ケネディクス(株)は27日、同社グループが運用する不動産セキュリティ・トークン(不動産ST)の裏付け資産が1,000億円を超え、1,097億円となったと発表した。
同社は2021年8月、デジタル証券を発行して資金調達を行なう不動産STO(Security Token Offering)を国内で初めて実施。JREITや私募ファンドでは取り込めなかった個人投資家層を開拓している。
このほど、不動産STOの第10弾となる「ケネディクス・リアルティ・トークン グランドニッコー東京ベイ舞浜‐2」の運用を開始。千葉県浦安市にあるディズニーリゾートオフィシャルホテルを裏付け資産とした不動産STで、同物件を裏付け資産とする不動産STの第2弾。発行総額は約56億円。
24年1月末時点で発行された不動産STOは同社案件含め28件、裏付け資産は約2,065億円。同社グループのシェアが過半を占めている。