不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/3/29

住宅ローンの新規貸出、変動金利型が7割超

 国土交通省は28日、令和5年度「民間住宅ローンの実態に関する調査」結果を公表した。住宅ローンを供給している民間金融機関を対象に、貸出状況等の調査を実施。調査期間は2023年10~11月。ただし、件数、金額に関する設問については22年度末の実績を調査している。調査対象機関は1,223、回答機関数は1,137。

 令和4年度の個人向け住宅ローンの新規貸出額は、20兆2,934億円(前年度比2.4%減)だった。貸出残高は195兆9,605億円(同2.4%増)。

 新規貸出額の使途別割合は、新築住宅向けが73.6%(同0.2ポイント増)、既存住宅向けが20.5%(同0.3ポイント減)、借り換え向けが5.9%(同0.1ポイント増)。新築住宅および借り換え向けの割合が増加し、既存住宅向けの割合は減少した。

 新規貸出額を金利タイプ別にみると、変動金利型が77.9%(同1.7ポイント増)と最も高い割合を占め、3年連続で7割を超えた。次いで、固定金利期間選択型が11.9%(同1.6ポイント減)、証券化ローン(フラット35等)が6.3%(同0.5ポイント減)となり、いずれも減少。全期間固定金利型は3.9%(同0.5ポイント増)と増加している。

 賃貸住宅の建設・購入に係る融資の新規貸出額は3兆1,615億円(同14.2%増)と、2年連続で増加した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。