不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/29

広島駅周辺にホテル、民間誘導計画を認定/国交省

「(仮称)広島市南区的場町1丁目ホテル計画」外観イメージ

 国土交通省は27日、合同会社ホテルセンチュリー21広島が申請していた「(仮称)広島市南区的場町1丁目ホテル計画」を都市再生特別措置法の民間誘導施設等整備事業計画として認定したと発表した。

 同計画地が位置する広島駅周辺地区は、広島市立地適正化計画における高次都市機能誘導区域に指定されており、観光客受け入れに資する宿泊施設の整備など、都市機能の充実が求められている。ホテル建設により、都市機能のさらなる発展とインバウンド需要の取り込みを狙うほか、一般に開放するレストランや広場の整備により、地域交流の活性化や周辺居住環境の向上を図る。地域の防災力強化のため、災害時の一時滞在施設としての機能も持たせる。

 事業区域の敷地面積は1,512.94平方メートル。ホテル、レストラン、ミーティングルーム、ジムなどで構成する鉄骨造地上19階地下1階建て、延床面積1万7,371.03平方メートルの建物を建設する。公共施設として、緑地(48.45平方メートル)と広場(181.41平方メートル)も整備する。

 着工は2025年5月、竣工は27年6月の予定。

この記事の用語

立地適正化計画

都市再生を図るために、都市機能の立地を誘導するべく作成されるマスタープラン。「都市再生特別措置法」に基づき、市町村が作成する。

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