不動産ニュース / 開発・分譲

2024/4/5

中央住宅、大宮で5棟目の分譲マンション

「ルピアコート大宮 The VISTA」完成予想図

 ポラスグループの中央住宅(株)は4日、5月中旬より販売開始予定の分譲マンション「ルピアコート大宮 The VISTA」(さいたま市大宮区、総戸数56戸)のマンションギャラリーを報道陣に公開した。専有圧縮傾向が強まる中、70平方メートル台の3LDKを中心とし、ファミリー層にアピールする。また、入居者に防災ガイド「マモルピア」を配布するなど、防災への取り組みも強化していく。

 同物件は、JR東北本線他「大宮」駅徒歩8分に立地する、鉄筋コンクリート造地上15階建て、ZEH Oriented仕様のマンション。約910平方メートルの建設地は、戸建住宅等の跡地で、仲介会社より取得。一部地権者とは等価交換を行ない事業化した。大宮エリアでは同社5棟目のマンション開発。

 住戸は、全戸西向き、1フロア4スパン。専有面積約40~70平方メートル。2LDK1スパン(14戸)を除き、70平方メートル台の3LDK。3LDK42戸には、キッチンとダイニングテーブルを一体化した「ピアキッチン」を標準とし、そのカウンターには樹齢350年のドイツ産オーク材の一枚板を使用。キッチンへはボルトで留められており、リフォームや転居時に取り外しが可能。ダイニングテーブルとカウンターの分離もできるため、ダイニングテーブルを別の場所で使うこともできる。天井高は2,400mm、二重床二重天井。LD床暖房、大型食器棚、ワークスペースとしても使える「変身収納」、食洗器、保温浴槽などが標準。

 1月10日にホームページをオープンし、現在までのエントリー数は700組超。3月30日のモデルルームオープンから100組の予約を受け付けており、4月中旬までの新規予約を止めている状況。1期の販売価格や戸数は未定だが、大宮駅圏での過去最高価格(坪383万円)を上回る坪400万円前後での値付けを予定している。

 なお、同物件をはじめとした今後販売するマンションへ導入していく「マモルピア」は、同社が標準採用(一部除く)している設備機器や共用施設のうち防災・減災に関わるもの(耐震ラッチ、パンドリー、防災備蓄倉庫など)をピックアップして解説したガイドブック。入居者全世帯に配布するだけでなく、イベント等を通じて有事の際の行動や役割分担などをアドバイスしていく。

同社オリジナルの「ピアキッチン」には、販売価格帯にふさわしいものをと、ドイツ産オーク材の一枚板を採用
クローゼット内に引き出し式テーブルを備えワークスペースとしても使えるように

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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