
相鉄グループの(株)相鉄アーバンクリエイツは23日、シドニーの複合施設「60 Margaret Street」に出資したと発表した。豪州での事業展開はグループ初。
同物件は、シドニー中心部を南北に縦断するメインストリートGeorge Streetに面し、近郊鉄道のターミナル駅である「Wynyard」駅に直結。敷地面積は約4,464平方メートル。1980年築、鉄骨鉄筋コンクリート造地上33階地下4階建て、貸付面積4万7,179平方メートル。用途はオフィス、商業施設。
三菱地所(株)の子会社であるMEC Global Partners Asiaと現地の不動産運用会社のAshe Morgan Investmentsが共同で組成、運用するファンドの持分を取得した。
相鉄グループは「長期ビジョン“Vision2030”」において、海外事業への進出拡充や不動産事業の抜本的な改革を重点目標としている。相鉄アーバンクリエイツでは今後も、相鉄線沿線に限らず首都圏や海外に事業領域を広げ、不動産取得と開発を推進していく。