(一社)マンションリフォーム推進協議会(REPCO)は4日、ホテルルポール麹町(東京都千代田区)にて定時総会を開催。2024年度事業計画および収支予算について報告した。
24年度は、「あなたのマンションを100年先へ」のテーマのもと、将来に向けた良質なマンションストックの形成を推進。築年代別の分析などに基づいた課題と解決策を検討していく。併せて、会員企業へのアンケート実施の他、関連省庁とも連携し補助制度や減税制度のあり方と最適な活用方法を整理。マンション管理組合向けセミナー等より情報発信することで、管理組合との接点強化を目指す。
また、他団体との連携により良質なマンションリフォーム推進のための活動を実施。同協議会のセミナーや技術講座などの取り組み、ホームページによる情報発信により、マンション管理組合などユーザーへ的確に情報を提供し、知名度向上を図っていく。適正なリフォームをユーザーに提供するため、改訂が完了した「専有部分施工マニュアル」を活用した技術講座を実施するなどにより、会員および業界の人材育成にも注力する。
なお、会長には池上一夫氏((株)長谷工コーポレーション代表取締役社長)が再任された。3期目を務める。
総会後に行なわれた懇親会には、国土交通省住宅局長の石坂 聡氏をはじめ、業界団体関係者、関係官庁などから多数の来賓が出席。挨拶に立った池上会長は、「マンションリフォーム市場の活性化に向け、高経年マンションにおける大規模修繕工事の推進、省エネ・長寿命化のための性能工事提案などを実施していくことが課題となる」と言及。「『あなたのマンションを100年先へ』というスローガンのもと、良質なマンションストックの形成に向け、会員一丸となって尽力していく」と話した。