ナイス(株)は12日、自社排出量のカーボンニュートラルを、目標より前倒しで達成したと発表した。
同社グループは、2023年5月に「ナイスグループ環境目標」を策定。バリューチェーン全体での温室効果ガスの排出量について、50年までに実質ゼロにすることを掲げた。その足掛かりとして、自社の温室効果ガス排出量の22年3月期比36%削減と社有林「ナイスの森」(総面積2,032ha)の吸収量増加により、26年にカーボンニュートラルを達成することを目標とし、取り組みを進めてきた。
24年3月期の自社排出量は、拠点で使用する電力について実質再生可能エネルギーへの切り替えを進めたことなどにより、7,800t-CO2(22年3月期比32%削減)となった。さらに、社有林の二酸化炭素吸収量が10,071t-CO2となったことで吸収量が排出量を上回り、目標を2年前倒ししてカーボンニュートラルを達成した。