三菱地所レジデンス(株)とSOMPOケア(株)は17日、住宅型有料老人ホーム「鎌倉市岩瀬1丁目計画」(神奈川県鎌倉市)を2023年10月に着工したと発表した。
これまで32の高齢者向けヘルスケア施設や住宅を開発してきた(事業推進中含む)三菱地所レジデンスと、全国470以上(約2万8,700室)の高齢者住宅と600以上の在宅介護サービス事業所を手掛けるSOMPOケアの初の共同事業。建設地は、三菱地所レジデンス他が開発した分譲マンション「ザ・パークハウス オイコス 鎌倉大船」(総戸数401戸)の隣接地。同物件の居住者や高齢となった親の呼び寄せ、独り身や介護が必要な高齢者と家族の近居などの受け皿とする。
土地と施設は、三菱地所レジデンスが保有。SOMPOケアが施設を賃借し、高齢者施設ブランド「ラヴィーレレジデンス」として運営する。JR東海道線他「大船」駅徒歩10分に立地。建物は、鉄筋コンクリート造地上5階建て。延床面積約3,900平方メートル。居室は全68室。1室平均28平方メートル以上を確保。ミニキッチンや浴室、トイレ、洗面台、洗濯機置場を設置。緊急通報装置や人感センサーも標準で備える。共用部は、ダイニング兼機能訓練室、ファミリーダイニング、ラウンジ、カフェコーナー、各階リビングコーナー、理美容室、多目的室、トランクルームなどを完備する。
予定利用料金は、前払い金(平均)870万円、月額利用料金(平均、共用部家事・管理費・食費)23万8,166円(このほか、居室電気水道代、介護保険負担額等は実費負担)。
両社は今後も、双方の知見を生かして協業を進める。すでに複数のプロジェクトでの協業を予定している。