三井ホーム(株)は11日、住まいの断熱等級7を実現する仕様パッケージ「MOCX THERMO(モクスサーモ)」を発表した。
同社の戸建て住宅を対象としたもので、「超」高断熱の仕様をパッケージングした。そのうちの一つである「超高断熱内外ダブル断熱」は標準仕様である高性能グラスウールを壁の内側に140mm厚で充てんするのに加え、壁の外側には100mm厚の板状断熱材を施工する。このほかにも、アルゴンガスを充てんしたトリプルガラスサッシの採用や、高性能断熱パネルを内部に施工した高性能玄関ドアなどを提案する。同仕様を採用した場合、断熱性能を示すUA値は0.26Wとなり、外気温の影響を受けにくく、心地良い室温を保つ快適な空間を作ることができるという。
同社では、2030年から義務化される断熱等級5(ZEH仕様)を上回る断熱等級6、7にも対応可能。今回、断熱等級7にするための仕様パッケージを開発し、営業現場でも説明しやすくしたことで、より一層の住宅の断熱性向上・CO2排出削減にもつなげていきたいという。