(一社)マンション管理業協会は19日、2023年度の苦情相談受付状況を発表した。
同年度の苦情相談受付件数は6,250件(前年度比8.7%減)となり、3年連続で前年度を下回った。相談者別では、会員管理会社が3,392件(全体の54.3%)、非会員管理会社469件(同7.5%)、管理組合役員1,028件(同16.4%)、居住者1,181件(同18.9%)、その他(マンション購入者、不動産仲介業者等)180件(同2.9%)。会員・非会員を合わせた管理会社からの相談が全体の61.8%、管理組合員・居住者からの相談が35.3%を占めた。
相談内容は、管理組合関係が4,144件(同56.0%)で最も多く、次いで法令関係が1,344件(同18.2%)、管理会社関係が1,337件(同18.0%)となった。傾向に大きな変化はなかったものの、管理会社関係の相談比率がやや増加した。
相談項目別では、管理規約・細則が2,299件(同31.1%)で最多となった。以下、その他(管理組合その他、維持管理・大規模修繕、その法令等)が1,782件(同24.0%)、マンション管理適正化法が1,035件(同14.0%)と続いた。