三菱地所(株)は8日、2025年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
当期(24年4月1日~6月30日)は、営業収益3,282億3,900万円(前年同期比12.2%増)、営業利益517億9,800万円(同7.0%増)、経常利益は437億9,400万円(同0.4%増)、当期純利益は259億4,100万円(同34.6%増)となった。
当連結会計年度より組織を一部改正したことに伴い、セグメント区分を変更。「丸の内事業グループ」を新設し、大手町・丸の内・有楽町地区に係る機能を担う組織を移設し、現状の「コマーシャル不動産事業グループ」を「コマーシャル不動産事業グループ」と「丸の内事業グループ」に分割した。
コマーシャル不動産事業は、オフィス、商業施設・ホテルがそれぞれ好調に推移し、セグメント営業収益は1,052億4,600万円(同2.7%増)、営業利益は216億4,700万円(同15.2%増)となった。
丸の内事業は再開発に向けた閉館等により前年同期比減益となるも当期末時点の空室率は1.83%(同0.5ポイント低下)まで低下し、オフィスリーシングは引き続き好調。セグメント営業収益は939億800万円(同2.7%減)、営業利益は239億9,700万円(同11.9%減)を計上した。
住宅事業は国内分譲マンションの増益によりセグメント営業収益は892億7,100万円(同72.7%増)、営業利益は29億2,200万円(前年同期:営業損失18億1,300万円)。
通期については、営業収益1兆5,960億円(同6.1%増)、営業利益3,000億円(同7.7%増)、経常利益2,520億円(同4.5%増)、当期純利益1,730億円(同2.7%増)を見込んでいる。