(株)長谷工コーポレーションは8日、2025年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
当期(24年4月1日~6月30日)は、売上高2,847億7,400万円(前年同期比7.9%増)、営業利益132億6,200万円(同41.2%減)、経常利益154億9,300万円(同31.8%減)、当期純利益108億4,300万円(同27.7%減)。マンション建築工事の施工量増加で売り上げ増も、建築資材や労務費の高騰等から完成工事利益率が低下し減益に。
建設関連事業では、分譲マンションの新築工事については、首都圏において200戸以上の大規模物件6件を含む14件を受注。賃貸住宅2件も受注した。完成工事については、物流施設4件を含む17件を竣工。売上高2,117億円(同4.3%増)、営業利益113億円(同32.2%減)となった。
不動産関連事業は、不動産の取扱量は増加したが、前年同期に利益率の高い売却案件があったため、売上高は379億円(同34.7%増)、営業利益は45億円(同29.4%減)だった。
サービス関連事業は、分譲マンション管理におけるマンション専有部・共用部の工事施工量は増えたが、新築マンションの引渡戸数や仲介事業の法人向け不動産の取り扱いが減ったことなどで売上高565億円(同6.9%減)、営業利益13億円(同55.0%減)にとどまった。
通期では、売上高1兆1,800億円、営業利益820億円、経常利益800億円、当期純利益530億円を見込む。