不動産ニュース / 政策・制度

2024/8/13

富山と長野でまちづくりファンドを設立

 国土交通省は9日、(一財)民間都市開発推進機構(MINTO機構)が地域金融機関と連携して「射水市まちづくりファンド有限責任事業組合(射水市まちづくりファンド)」および「小諸まちづくりファンド有限責任事業組合(小諸まちづくりファンド)」を設立したと発表した。

 同省がMINTO機構を通じて支援を行なう「マネジメント型まちづくりファンド支援事業(マネジメント型)」の一環。MINTO機構が地域金融機関と連携し、一定のエリアで地域の課題解決に資する民間まちづくり事業に出資を行なうもの。

 新湊信用金庫と連携する「射水市まちづくりファンド」は、富山県射水市の内川エリアが対象。富山湾に面した同エリアは風情ある観光地として人気が高まる一方で空き家、空き店舗が増えている。これら遊休不動産のリノベーション等により、飲食施設、宿泊施設、交流施設、イベント施設等を整備・運営する民間まちづくりを通じて地域のにぎわい創出を支援する。

 上田信用金庫との連携による「小諸まちづくりファンド」は、長野県小諸市の「小諸」駅周辺エリアが対象。同エリアは歴史的建造物が多数存在しているが、所有者の高齢化により空き家、空き店舗が増えている。これら遊休不動産のリノベーション等により、宿泊施設や交流施設、貸しオフィス、イベント施設等を整備・運営する民間まちづくり事業を支援。まちのにぎわい向上に貢献していく。

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。