不動産ニュース / 開発・分譲

2024/8/14

飯田橋駅前の市街地再開発組合の設立を認可/東京都

 東京都はこのほど、「富士見二丁目3番地区市街地再開発組合」の設立を認可した。

 「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」(東京都千代田区)として、「飯田橋」駅前立地にふさわしい、まちとしての集客力を高める業務・商業・公共公益施設および都心居住機能等の整備により、複合機能の集積を目指す。

 歩道状空地、貫通道路、広場などを整備し、地域の憩いの場となるパブリックスペースを創出。駅とまちに連続性を持たせる歩行空間を生み出すとともに、回遊性の向上を図る。さらに、小規模宅地統合による市街地の更新や区道の拡幅、無電柱化による緊急車両の通行の円滑化とともに、災害時の帰宅困難者受け入れを通じ、地域防災力の向上に寄与する。

 地区面積約0.5haの敷地を2つに分けて開発する。A敷地には、事務所・住宅・店舗などで構成する地上21階地下2階建て、延床面積約4万5,000平方メートル、高さ約130mの建物を建設。低層階には、地域コミュニティ施設や子育て支援施設が入居する計画としている。B敷地には、事務所で構成する地上6階地下2階建て、延床面積約1,200平方メートル、高さ約33.5mの建物を建設する。総事業費は約448億円。

 2025年度に権利変換計画が認可される予定。着工は26年度、竣工は29年度を見込む。

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。